シルク印刷とは
フィルムを感光乳剤塗布の型枠にあて紫外線感光させ水現像して作成した版で印刷する方法。
型枠のメッシュ(網目)を透してインクがでて印刷物を着色する印刷方法。
シルク印刷は、「スクリーン印刷」「特殊印刷」「プロセス印刷」「孔版印刷」と云われることもあります。
- <ステッカー印刷例>
- 下記のような面付けシールなどは、インクジェット印刷でも作成可能です。インクジェット印刷はフルカラーですのでシールの色数が多いときはシルク印刷よりも安価で製作できます。
- <プレートの印刷例>
- アクリル板の印刷はインクジェットでは製作できませんのでシルク印刷が適切です。
簡単なピクト図形はカッティングシートでも製作可能ですが、右写真のように細かな文字がある場合はカッティングで製作できない場合がありますがシルク印刷では可能です。
- ステンレス塗装面のシルク印刷例
シルク印刷の利点
- いろいろな素材に印刷できる
- インクの種類を変えることで、T-シャツなど布からナイロン、ポリエステルまで印刷が可能。また油性用の版にすることでステッカーなどエンビ素材から金属・ガラスまで印刷が可能になる。
- 印刷単価
- 製版後、多くの枚数を印刷する場合は単価が安くなる。反面少ロットの場合は製版代の占める割合が高くなり1枚コストが高くなります。色数によりますが5000枚程度が分岐点。
- 金銀や蛍光インクなど特色が印刷できる
- シルク印刷には、印刷インクが豊富にあり一般色の他金、銀、蛍光、反射などのインクが併用できるのでインクジェット印刷とくらべて便利。
- 退色速度
- 退色しにくいインクもありUVカットラミネート無しでも、オフセットやインクジェット印刷オンデマンドと比べて退色しにくい。
シルク印刷の欠点
- フィルム作成や製版にコストと時間がかかる
- シルク印刷するためのフィルム作成や製版作業にコストがかかり、少ロットの印刷では印刷単価が高くなる。
- ラミネートに適していない
- 印刷インクの粘度で印刷インクの凹凸がでやすくなるため、印刷表面にラミネートを加工するとインク面と素材面との落差によりすき間ができやすく仕上がりが良く見えなくなる場合が多い。
- フルカラーのステッカーには向いていない
- シルク印刷は色ごとにフィルム、製版が必要なため、フルカラーや多色印刷ではコストがかかり過ぎ安価に作成できない。フルカラー印刷や多色印刷ではインクジェット印刷が最も適している。
- シルク印刷資材の入手が困難
- 最近ではインクジェット印刷が主流で従来のシルク印刷の資材を生産・取扱う業者が減ったため、専門分野以外でのシルク関連資材が入手困難になっている。
インクジェット印刷が最適
フルカラー印刷のステッカーに最適な印刷方法は「インクジェット印刷」です。
インクジェット印刷は、少量のフルカラー印刷や写真印刷でも手間がかからずコスト安価です。
ステッカー印刷後の紫外線カットのラミネート加工にも適した印刷方法です。
※車ステッカー作成の見積り・卸価格表はこちらです→お見積もり無料です